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太陽がいっぱい
Plein Soleil
 (フランス・イタリア 1960)


製作 レイモン・アキム/ロベール・アキム
監督 ルネ・クレマン
原作 パトリシア・ハイスミス
脚本 ポール・ジュゴフ/ルネ・クレマン/ポール・ジェガフ
撮影 アンリ・ドカエ
音楽 ニーノ・ロータ
ジャンル クライム/スリラー
リメイク リプリー(1999)
シリーズ アメリカの友人(1977)
Ripley Under Ground(2002)
Ripley's Game(2002)

キャスト
アラン・ドロン トム・リプリー
マリー・ラフォレ マージ・デュヴァル
モーリス・ロネ フィリップ・グリーンリーフ
エルノ・クライサ リコルディ
エルヴァイラ・ポペスコ ポポーヴァ夫人
フランク・ラティモア オブライエン
ビリー・カーンズ フレディ・マイルズ
ロミー・シュナイダー フレディの友人

内容
 名匠クレマンが、ハイスミスの原作をもとに映画化した、サスペンスに満ちた一級青春映画。
 貧乏なアメリカ青年トムは、金持ちの放蕩息子フィリップを連れ戻してほしいと彼の父親に頼まれ、ナポリにやって来る。
 金にモノをいわせ女遊びに明け暮れるフィリップを目撃したトムは、怒りとねたみから次第に彼を憎悪するようになる。ついにフィリップを殺したトムは、身分証明書を偽造して彼になりすまし、金と女を手に入れるが……。
 貧乏ゆえに根深い劣等感を持つ内気な美少年を、ドロンがはまり役で快演。鮮烈なラスト・シーンでのまっ青な海、強烈な太陽の輝きと、陰影あるドロンの美貌のコントラストがみごと。ロータの主題曲も哀愁感漂い絶妙だ。