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リプリー
The Talented Mr. Ripley
(アメリカ 1999)
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シドニー・ポラック | |
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ウィリアム・ホーバーグ/トム・スターンバーグ/ポール・ゼンツ/アレッサンドロ・フォン・ノーマン/シェリー・メルチオーネ/リディア・ディーン・ピルチャー/スティーヴ・E・アンドリュース | |
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アンソニー・ミンゲラ | |
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パトリシア・ハイスミス | |
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アンソニー・ミンゲラ | |
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ジョン・シール | |
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ガブリエル・ヤード/ロバート・ランドルズ | |
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ドラマ/スリラー | |
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太陽がいっぱい(1960) | |
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アメリカの友人(1977) | |
Ripley Under Ground(2002) | ||
Ripley's Game(2002) | ||
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英国アカデミー賞
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助演男優賞(ジュード・ロウ) |
ブロードキャスト批評家協会賞
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作曲賞 | |
ナショナル・ボード・オブ・レビュー
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監督賞/助演男優賞(フィリップ・シーモア・ホフマン) |
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ルネ・クレマン監督の名作「太陽がいっぱい」と同じパトリシア・ハイスミスの原作を、「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー賞に輝くアンソニー・ミンゲラが映画化したサスペンス・ミステリー。 イタリアに遊びに行ったまま帰ってこない富豪の息子ディッキーを連れ戻す役目を負ったトム・リプリー。偶然を装ってディッキーに近づいた彼の目には、自分の思うままに生きるディッキーの姿がたまらなくまぶしく映る。 いつしか、リプリーはディッキーに強烈な憧れを抱いていた。しかし、自分の思いが届かぬと知った時、ディッキーへの愛は殺意へと変わる。 「太陽がいっぱい」のリプリー役アラン・ドロンがあまりにも美しく魅力的だったために、今回のリプリー役マット・デイモンは初めから分が悪い。しかし、どん底から這い上がろうとする者の逞しさとしたたかさ、最愛の人を殺してしまった混乱と哀しみを見事に表現して若手演技派の面目を守った。 「太陽がいっぱい」が製作された頃には、禁じ手だった"ホモセクシュアル"というテーマを正面から取り扱っているために、リプリーの複雑な人間性がよりわかりやすくなっている。 |