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女は女である
Une Femme Est Une Femme (フランス・イタリア 1961)
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ジョルジュ・ド・ボールガール/カルロ・ポンティ | |
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ジャン・リュック・ゴダール | |
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ジャン・リュック・ゴダール | |
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ラウール・クタール | |
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ミシェル・ルグラン | |
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コメディ/ドラマ/ミュージカル/恋愛 | |
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勝手にしやがれ(1960) | |
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ベルリン国際映画祭 | 主演女優賞(アンナ・カリーナ)/特別賞 |
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このシナリオは「勝手にしやがれ」以前に書かれており、ゴダール自身は“これが本当の意味での処女作”と語っているとか。まさにその言葉にふさわしい。映画を“撮ること”と“見ること”の喜びが全編を駆け抜ける。幸福感あふれる作品になっている。 物語は実にシンプルで、ある同棲カップルの痴話ゲンカの顛末。“どうしても子供が欲しい”女と。“結婚するまで欲しくない”男が、共通の知り合いであるもうひとりの男を巻き込んで、ドタバタと動き続ける。 白を基調としたポップな色彩、生々しくもたおやかなカメラワーク、レイアウト感覚とポエジーが冴える字幕の挿入と、後年のゴダールの“登録商標”が若々しい雰囲気でひしめき合う様は圧巻。映像、音響、音楽が同一方向を目指さず、互いを高め合うような作用を働かせる独自のスタイルは、既にこの時点で完成していたことがわかる傑作だ。 |