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Otto e mezzo
(イタリア・フランス 1963)
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アンジェロ・リッツォーリ | |
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フェデリコ・フェリーニ | |
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フェデリコ・フェリーニ/エンニオ・フライアーノ | |
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フェデリコ・フェリーニ/トゥリオ・ピネリ/ブルネロ・ロンディ/エンニオ・フライアーノ | |
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ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ | |
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ニーノ・ロータ | |
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ドラマ | |
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アカデミー賞 | 外国語映画賞/衣装デザイン賞 |
モスクワ国際映画祭 | グランプリ | |
ナショナル・ボード・オブ・レビュー | 外国語映画賞 | |
NY批評家協会賞 | 外国語映画賞 |
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上流社会の退廃を抽象的に描いて評判になった「甘い生活」に続き、フェリーニ監督が発表した自伝的大作。 映画監督グイドは、ある日自分の体が空中を落ちていく夢を見る。現実の日常の中で、精神的にも肉体的にも疲れきっていた彼は、療養と称して温泉に行くが、そこでも生活や仕事から逃れきれず、温泉で余生を過ごす老人たちの中に自分がいるという幻覚を見始める。 別れる勇気がないだけの妻にも、肉体だけしか愛せない愛人にもウンザリしている彼にとって、唯一の救いは、心の中に現れる娼婦のような聖女クラウディアだった。確かな現実をつかみきれずにあがくグイドは、少年の頃の思い出に浸るうち、長く忘れていたあるものを思い出す……。 夢と幻想と現実を平然と同居させながら、ありのままの自分の姿を映画に託した作品。ラスト、映画の仲間たちと踊り続ける主人公が去ったあと、ひとり残って笛を吹く少年グイドの姿が感動的。 モスクワ映画祭でグランプリを受賞した。 |