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赤い砂漠
Il Deserto Rosso
(イタリア・フランス 1964)
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アンジェロ・リッツォーリ/トニーノ・チェルヴィ | |
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ミケランジェロ・アントニオーニ | |
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ミケランジェロ・アントニオーニ/トニーノ・グエッラ | |
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カルロ・ディ・パルマ | |
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ジョヴァンニ・フスコ/ヴィットリオ・ゲルメッティ | |
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ドラマ | |
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ヴェネチア映画祭 | 国際批評家連盟賞/金獅子賞 |
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高度成長時代のイタリアの殺伐とした工業都市。ジュリアーナは工場技師の夫と息子の3人暮らし。自動車事故で入院して以来、夫との関係は疎遠になり、精神が不安定でノイローゼ状態にある。夫の出張に端を発して、彼女は不倫に走るのだが……。 「情事」「太陽はひとりぼっち」など現代人の心の空洞とコミュニケーションの不在を描き続けて“愛の不毛”の作家といわれるアントニオーニ監督、初のカラー作品。 無機的な工場地帯の灰色の空間を薄緑色のオーバーコートを着たヴィッティがひとり歩く。工場の煙突からは黄味を帯びた煙がなびいている。神経を逆なでするような木造の赤い室内。ここでは、色が主人公の不安感、疎外感、異常な緊張感を雄弁に語る。 フスコの音楽が高なるなか、海にとり残されたジュリアーナが途方にくれて泳ぎ回る幻想シーンが印象的。 |