スターダスト・メモリー

スターダスト・メモリー

Stardust Memories

　(アメリカ　1980)

製作総指揮	チャールズ・Ｈ・ジョフィ／ジャック・ローリンズ
製作	ロバート・グリーンハット
監督	ウディ・アレン
脚本	ウディ・アレン
撮影	ゴードン・ウィリス
音楽	ディック・ハイマン
ジャンル	コメディ／ドラマ
パロディ	８　１／２（1963）

キャスト
ウディ・アレン	サンディ・ベイツ
シャーロット・ランプリング	ドリー
ジェシカ・ハーパー	デイジー
マリー・クリスティーヌ・バロー	イソベル
トニー・ロバーツ	トニー
ダニエル・スターン	俳優
エイミー・ライト	シェリー
ヘレン・ハンフト	ヴィヴィアン・オーキン
ジョン・ロスマン	ジャック・アベル
アン・デ・サルヴォ	サンディの妹
ジョーン・ニューマン	サンディの母
ケン・チャッピン	サンディの父
レナード・チミノ	サンディのアナリスト
シャロン・ストーン	列車の美女
ジャック・ローリンズ	スタジオ幹部

内容

　映画祭会場をめぐる悲喜こもごものエピソードを、星くずのようにちりばめて見せたアレンの私映画的野心作。
　アレン本人を連想させる俳優兼監督のサンディ・ベイツを主人公に、彼にふりかかる称賛と非難、彼の私生活に立ち現れる３人の女、子供時代への郷愁――それらが、ある時は現実として、ある時は幻影として交錯する。
　アレンの心酔するフェリーニの「8 1/2」を彼流の露悪的ユーモアとロマンチシズムで、巧みに換骨奪胎。とりわけ、サッチモのレコード「スターダスト」をバックに、午後の小部屋でくつろぐ愛する女の表情を、サンディが飽かず眺める至福のシーンが圧巻だ。モノクロ撮影もみごと。