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パリ、テキサス
Paris, Texas
(イギリス・フランス・西ドイツ 1984)
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クリス・シーヴァーニッヒ | |
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アナトール・ドーマン/パスカル・ドーマン/ドン・ゲスト | |
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ヴィム・ヴェンダース | |
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サム・シェパード/L・M・キット・カーソン | |
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ロビー・ミューラー | |
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ライ・クーダー | |
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ドラマ | |
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英国アカデミー賞 | 監督賞 |
カンヌ映画祭 | 国際批評家連盟賞/グランプリ/全キリスト教会賞 | |
ドイツ映画賞 | 銀賞 | |
ロンドン批評家協会賞 | 作品賞 |
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ヴェンダースが、サム・シェパードの脚本を得て完成させた、充実期を代表する1本。 テキサス砂漠に実在すると言われる地“パリ”を探して放浪の旅に出たトラヴィス。疲労こんぱいの挙げ句、飢えと渇きでとあるガソリン・スタンドに倒れ込んだ彼を、知らせを受けて飛んできた弟が引き取る。 何を聞いてもひと言も発しないトラヴィスを連れて、彼はロサンゼルスの我が家へ帰ってきた。そこには、4年前にトラヴィスが置き去りにした息子ハンターがいたが、妻の姿はどこにもない。はじめはぎこちなかった父と息子も、次第に父子の情を取り戻し、ふたりして妻=母捜しを始める……。 原風景的荒野を貫く1本のハイウェイや、街から街へ、妻=母を捜して車の旅を続けるトラヴィス父子を映し出す映像空間は、“ロード・ムービー”作家ヴェンダースの面目躍如。ラスト、母子の再会を確認してひとり去って行くトラヴィスのうしろ姿が哀しい。カンヌでグランプリを受賞し、ヴェンダースの名前を決定的なものにした。 |