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父の祈りを
In the Name of Father
 (イギリス・アイルランド 1993)


製作総指揮
ガブリエル・バーン/テリー・ジョージ
製作
ジム・シェリダン/アーサー・ラパン/ナイ・ヘロン
監督
ジム・シェリダン
原作
ジェリー・コンロン
脚本
テリー・ジョージ/ジム・シェリダン
撮影
ピーター・ビジオ
音楽
トレヴァー・ジョーンズ/ギャヴィン・フライデー/ボノ
ジャンル
ドラマ/社会派
受賞
ベルリン国際映画祭 金熊賞
ボストン批評家協会賞 男優賞(ダニエル・デイ・ルイス

キャスト
ダニエル・デイ・ルイス
ジェリー・コンロン
ピート・ポスルスウェイト
ジョゼッペ・コンロン
エマ・トンプソン
ギャレス・ピアース
ナイ・ヘロン
IRAメンバー
ジョン・リンチ
ポール・ヒル
ビーティ・エドニー
キャロル・リチャードソン
マーク・シェパード
パディ・アームストロング
ドン・ベイカー
ジョー・マクアンドリュー
サフロン・バロウズ
コミューンの少女

内容
 「マイ・レフトフット」の監督、主演コンビによる、実話に基づいたドラマ。
 '74年にロンドン郊外で起きた爆弾テロ事件。現場近くに居合わせたヒッピーくずれのアイルランド人青年ジェリーはIRAのテロリストと間違えられ、いわれなき罪に問われる。のちに彼の父もまた協力者とみられ投獄された。
 必死に無実を主張する父に対して、冷めた感情を抱くジェリー。だが、父が非業の死を遂げた時、彼は自由を求めて戦うことを誓う。
 警察の捜査と司法制度のずさんな実態にメスを入れた社会派ドラマながら、父子の葛藤に焦点を絞った物語は感動的。拷問に近い尋問シーンで見せるダニエル・デイ・ルイスの熱演も光る。