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ユリシーズの瞳
To Vlemma Tou Odyssea
 (フランス・イタリア・ギリシャ 1995)


製作総指揮
フィービー・エコノモプロス
製作
エリック・ユーマン/ジョルジオ・シルヴァーニ
監督
テオ・アンゲロプロス
脚本
テオ・アンゲロプロス/トニーノ・グエッラ・ホーマー/ペトロス・マルカリス
撮影
ヨルゴス・アルヴァニティス/アンドレアス・シナノス
音楽
エレーニ・カラインドロー
ジャンル
ロードムービー/ドラマ
受賞
カンヌ映画祭 グランプリ
  ヨーロッパ映画賞 国際批評家賞

キャスト
ハーヴェイ・カイテル
A
マヤ・モルゲンステルン
ユリシーズの妻
エルランド・ヨセフソン
S
タナシス・ヴェンゴス
タクシー運転手
ヨルゴス・ミハラコブロス
友人、ジャーナリスト
ドーラ・パラナキ
老女

内容
 未現像のまま行方知れずになっている、ギリシャで最初に撮られた映画を探す映画監督の旅を描いた一大叙情詩。
 映画監督Aは自作の上映と、アテネ映画館が映画百周年を記念して作るマナキス兄弟の映画を作るため、アメリカから35年ぶりに故郷の北ギリシャに帰国した。マナキス兄弟は、バルカン半島で最初の映画とされる「糸を紡ぐ女たち」を撮影しているが、Aは未現像のフィルムが3巻あることを聞き、フィルムを探しに旅に出る。
 そしてこの旅は、監督自身の過去の記憶とマナキス兄弟の過去を織り交ぜながら、ギリシャからアルバニア、マケドニア、サラエボ……と果てしなく続く。現代ギリシャ映画の巨匠テオ・アンゲロプロス監督の長編第10作。