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カルラの歌 戦士たちの鎮魂歌
Carla's Song
 (イギリス 1996)


製作
サリー・ヒビン/ウルリッチ・フェルスバーグ/ジェラルド・ヘレロ
監督
ケン・ローチ
脚本
ポール・ラヴァティ
撮影
バリー・アクロイド
音楽
ジョージ・フェントン
ジャンル
恋愛/ドラマ/戦争
受賞
ヴェネチア映画祭 イタリア上院議員長賞

キャスト
ロバート・カーライル
ジョージ
オヤンカ・カヴェサス
カルラ
スコット・グレン
ブラッドリー
サルヴァードール・エスピノザ
ラファエル
ルイーズ・グッドール
モーリーン
リチャード・ローザ
アントニオ
ゲイリー・ルイス
サミー
サバッシュ・シン・ポール
ヴィクトル
スチュワート・プレストン
マクガーク

内容
 '87年、グラスゴーのバス運転手ジョージは、無賃乗車をしたカルラというエキゾチックな容姿の女の子を見逃してあげる。ある日、町でカルラと再会したジョージは、どこか暗く沈んだ彼女のことが気になり、職を失った挙げ句、恋人との結婚まで白紙に戻す決意をする。
 やがてジョージは、心から愛するようになったカルラが祖国の平和を訴えるニカラグア舞踏団の一員だったことを知り、彼女とともに内戦まっ直中のニカラグアに旅立つのだった……。
 グラスゴーの弁護士だったポール・ラバティがニカラグアでの体験を5年がかりでまとめた脚本を、イギリスの巨匠ケン・ローチがダイナミックかつ情感豊かに映画化。
 電撃的な行動に走る運転手役のロバート・カーライルと物憂げな瞳のヒロイン、オヤンカ・カベサスが共に素晴らしく、この劇的な展開を見せるラブ・ストーリーの強烈な吸引力になっている。ラストに響く“カルラの歌”の哀切なメロディは、しばし見る者の心を鷲掴みにするに違いない。