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トレインスポッティング
Trainspotting
 (イギリス 1996)


製作
クリストファー・フィグ/アンドリュー・マクドナルド
監督
ダニー・ボイル
原作
アーヴィン・ウェルシュ
脚本
ジョン・ホッジ
撮影
ブライアン・トゥファーノ
音楽
ヨハン・セバスチャン・バッハ
ジャンル
青春/ファンタジー
受賞
ボストン批評家協会賞 作品賞
英国アカデミー賞 脚色賞
ロンドン批評家協会賞 英国男優賞(ユアン・マクレガー)/英国脚本家賞
シアトル国際映画祭 監督賞/作品賞

キャスト
ユアン・マクレガー
マーク・“レンツ”・レントン
ユエン・ブレムナー
ダネイル・“スパッド”・マーフィ
ジョニー・リー・ミラー
サイモン・デイヴィッド・“シックボーイ”・ウィリアムソン
ケヴィン・マクキッド
トミー
ロバート・カーライル
フランシス(フランコ)・ベグビー
ケリー・マクドナルド
ダイアン
ピーター・マラン
スワニー
ジェームズ・コズモ
レントン氏
アイリーン・ニコラス
レントン夫人
スーザン・ヴィドラー
アリソン
ポーリン・リンチ
リジー
シャーリー・ヘンダーソン
ゲイル

内容
 本国イギリスで巻き起こった一大ブームが、日本にも飛び火して、異例のロングランとなった青春映画。
 ジャンキーの気ままな生活をシビアに綴りながら、グルーヴ感たっぷりの映像センスでエンターテインメントとして処理していくスーパークールな手法が大いにウケた。数度にわたる“ドラッグ断ち”から、麻薬取引で儲けた金を仲間を裏切り独り占めしてしまうラストまで、主人公レントンの姿に一貫して流れているのはカタルシスの不在。リスキーでありながら刹那的では決してなく、単純な楽観主義の持ち主でもない。あたかも、“永遠に続く日常”を悟り、悩むことなどなく身を委ねているかのようなそのたたずまいは、すこぶる魅力的。“90年代の「時計じかけのオレンジ」”との評も納得できる、現代性あふれる作品である。
 監督は「シャロウ・グレイブ」のダニー・ボイル。主演のユアン・マクレガーと共に、一躍時代の寵児となったが、レントンの凶暴な友人ベグビーを快演したロバート・カーライルの存在感も見逃せない。