拡大
インテルビスタ
Intervista
 (イタリア 1987)


製作総指揮
ピエトロ・ノタリアンニ
製作
イブラヒム・ムーサ
監督
フェデリコ・フェリーニ
脚本
フェデリコ・フェリーニ/ジャンフランコ・アンゲルッチ
撮影
トニーノ・デリ・コリ
音楽
ニコラ・ピオヴァーニ
ジャンル
コメディ/ドラマ
受賞
カンヌ映画祭 40周年記念賞
モスクワ映画祭 グランプリ

キャスト
フェデリコ・フェリーニ
本人
アニタ・エクバーグ
本人
マルチェロ・マストロヤンニ
本人
セルジオ・ルビーニ
リポーター

内容
 チネチッタのスタジオを愛するフェリーニが、チネチッタ創立50周年を記念して撮った作品。
 映画は、新作を撮影中のフェリーニに日本のTV局取材班がインタビュー(イタリア語でインテルビスタ)するところから始まる。
 フェリーニは、'40年頃は駆け出しの記者で、スター女優ディーバへのインタビューのため、初めてチネチッタを訪れた。昔話をはさみながら、新作の撮影も進行していく。
 ある日、フェリーニはマストロヤンニを伴ってエクバーグの別荘へ遊びに行き、ふたりが27年前に共演した「甘い生活」を観る。老い、太ったエクバーグが、若く美しい自分を見て涙するシーンは感動的で、まさにこのシーンのために撮られた映画と思えるほど味わい深い。
 当時の映画製作風景と現在進行中の新作とが交錯する、映画についての映画でありながら、かつての「8 1/2」とは別の姿勢で、映画への想いを描いている秀作。モスクワ映画祭グランプリを受賞。