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ヌーヴェルヴァーグ

Nouvelle Vague
 (スイス・フランス 1990)


製作
アラン・サルド/ルース・ウォルドバーガー
監督
ジャン・リュック・ゴダール
脚本
ジャン・リュック・ゴダール
撮影
ウィリアム・ルブチャンスキー
音楽
デヴィッド・ダーリング
ジャンル
ドラマ

キャスト
アラン・ドロン
ロジェ・ルノー/リシャール・ルノー
ドミツィアーナ・ジョルダーノ
エレーナ
ロラン・アムステュツ
ジュールス
ロランス・コート
セシル
ジャック・ダグシーヌ
議長

内容
 「勝手にしやがれ」での鮮烈な長編デビュー以来、常に映画と戦い続けてきたジャン・リュック・ゴダール。円熟などという言葉からはほど遠いエネルギッシュな彼が60歳になった'90年に撮り上げたのがこの作品だ。
 人を喰ったようなタイトルに、ミスマッチとも思えるアラン・ドロンの起用。だが、作品自体には後の「ゴダールの決別」にもつながる、深遠なテーマが隠されている。
 財界の有力者エレーナは、春のある日、ロジェという男と出会う。謎めいた彼に惹かれていくエレーナ。だがふたりがボートで湖に出た時、彼は湖中に落ち沈んでいった。
 やがて冬が過ぎ再び春が訪れる。そしてエレーナの前に、ロジェそっくりの紳士リシャールが現れた……。