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トリコロール/青の愛
Trois Couleurs: Bleu
 (フランス・ポーランド・スイス 1993)


製作
マリン・カルミッツ
監督
クシシュトフ・キェシロフスキー
原作
アニエスカ・ホランド/スワヴォミール・イジャック/クシシュトフ・キェシロフスキー/クシシュトフ・ピエシェヴィッツ/エドワード・ゼブロウスキー
脚本
クシシュトフ・キェシロフスキー/クシシュトフ・ピエシェヴィッツ
撮影
スワヴォミール・イジャック
音楽
ズビグニエフ・プレイスネル
ジャンル
ドラマ/恋愛
シリーズ
トリコロール/赤の愛(1994)
トリコロール/白の愛(1994)
受賞
セザール賞 主演女優賞(ジュリエット・ビノシュ)/編集賞/音響賞
LA批評家協会賞 音楽賞
ヴェネチア映画祭 金熊賞/撮影賞/女優賞(ジュリエット・ビノシュ

キャスト
ジュリエット・ビノシュ
ジュリー
ブノワ・レジャン
オリヴィエ
シャルロット・ベリー
ルシール
エマニュエル・リヴァ
フローレンス・ペルネル
サンドリーヌ
ジュリー・デルピー
ドミニク

内容
 フランス国旗の3色、青(自由)、白(平等)、赤(博愛)をテーマに、3人の女優を主演に迎え、ポーランドを代表する監督クシシュトフ・キェシロフスキーが撮った連作の第1作。
 “青”をテーマにした本作のライトモチーフはヨーロッパ統合。ヨーロッパ統合のシンボルとなるシンフォニーを依頼されている世界的に有名な作曲家と、その妻、そして娘の3人を乗せた車が道路脇の木に激突し炎上。奇跡的に妻のジュリーだけが助かった。夫と娘の死を恨み、厭世的になる彼女は、夫が遺した欧州統合のためのシンフォニーの断片を捨て去ろうとするのだが、夫に愛人がいたことを知ったことから、再び生き直す決意をする……。
 ズビグニエフ・プレイスネルの音楽が映画をリードするような形で展開し、ラストは壮大で感動的なシンフォニーで大団円を迎える。次の「白の愛」を予告させるような形で、ジュリー・デルピーとズビグニエフ・ザマホフスキがチラリと顔を見せる。