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トリコロール/赤の愛
Trois Couleurs: Rouge
 (フランス・ポーランド・スイス 1994)


製作総指揮
イヴォン・クレン
製作
マラン・カルミッツ
監督
クシシュトフ・キェシロフスキー
脚本
クシシュトフ・キェシロフスキー/クシシュトフ・ピェシェビチ
撮影
ピョートル・ソボシンスキ
音楽
ズビグニエフ・プレイスネル
ジャンル
恋愛/ドラマ
シリーズ
トリコロール/青の愛(1993)
トリコロール/白の愛(1994)
受賞
ボディル賞 外国語映画賞
ボストン批評家協会賞 外国語映画賞
シカゴ批評家協会賞 外国語映画賞
セザール賞 作曲賞
フランス批評協会賞 作品賞
インディペンデント・スピリット賞 外国語映画賞
LA批評家協会賞 外国語映画賞
全米批評家協会賞 外国語映画賞
NY批評家協会賞 外国語映画賞

キャスト
イレーヌ・ジャコブ
ヴァランティーヌ
ジャン・ルイ・トランティニャン
判事
フレデリック・フェレール
カリン
ジュリエット・ビノシュ
ジュリー
ジュリー・デルピー
ドミニク
ズビグニエフ・ザマホフスキ
カロル・カロル
ブノワ・リジェン
オリヴィエ
サミュエル・ル・ビアン
フォトグラファー

内容
 「トリコロール」連作の第3作にして、キェシロフスキー監督の遺作。
 スイス、ジュネーブに住む女子大生のバランティーヌ。学業のかたわら、モデルとしても活躍する彼女は、イギリスにいる恋人とはすれ違いの毎日。
 そんなある日、ひょんなことから引退した老判事と出会う。彼の趣味は他人の電話を盗聴することだった。人の電話を盗み聞き、まるで倫理など持たないかのような老判事を許せないながらも、どこか親近感をおぼえるバランティーヌ。やがて仕事でイギリスへ渡ることになった彼女は、運命的な出会いを迎えることになる……。
 クシシュトフ・キェシロフスキーとイレーヌ・ジャコブのコンビの前作である「ふたりのベロニカ」を思い起こさせるような運命的な物語が展開。また、そここに散見する赤の色彩がみごとなアクセントとなり、映画を彩る。「デカローグ」同様、キェシロフスキは「トリコロール」においても、人間の倫理という問題を追求している。