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メメント
Memento
(アメリカ 2000)
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アーロン・ライダー/クリストファー・ボール/ウィリアム・タイラー | |
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ジェニファー・トッド/スザンヌ・トッド/エレイン・ダイシンガー/エマ・トーマス | |
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クリストファー・ノーラン | |
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ジョナサン・ノーラン | |
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クリストファー・ノーラン | |
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ウォリー・フィスター | |
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デヴィッド・ジュリアン/デヴィッド・ボウイ | |
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クライム/ミステリー/ドラマ | |
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外国語映画賞 |
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脚本家賞 | |
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脚本賞 |
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妻を何者かに殺されたショックから、10分しか記憶を保てなくなってしまったレナード。彼は愛する妻を殺した犯人を突き止める為、出会った人物や手がかりとなるモノのポラロイド写真にメモを書くだけでなく、自らの体にまでタトゥーを彫り、事件の真相をつかもうとするのだった…。 全米公開時、その難解なストーリーから口込みで話題が広がり、リピーターが続出。当初11館での公開だったのが、なんと531館に拡大し、インディペンデント映画として大ヒットを記録した話題のサスペンス。 ヒットの理由は、主人公の短い記憶の映像を断片的に映し、それぞれの時間の出来事をバラバラにすることで、10分間で記憶をなくしてしまう主人公の疑似体験を観客が出来ることと、一度見ただけでは理解出来ないジグソーパズル的な内容が要因。 モノクロとカラーで綴る映像、何度も何度も繰り返し映し出される同じシーン。でもそのまどろっこしい演出によって、知らぬ間に主人公の頭の中に観客の私達が見事に入り込んでしまう。事件はどうやって起こったのか?一体誰の言っていることが正しいのか?自分は一体何者なのか?全てを疑ってかかってしまうほどの一見ノイローゼ的なストーリーの骨組みは、鋭い観察力を持っているからこそなせる技。 監督は「トラフィック」でアカデミー監督賞に輝いたスティーヴン・ソダーバーグが高く評価している31歳の新人監督クリストファー・ノーラン。彼が弟のジョナサン・ノーランの短編小説を元に脚本を書き上げた、演出も担当したという本作。 主演のガイ・ピアースは、オーストラリア映画「プリシラ」出演後、「L.A.コンフィデンシャル」で注目され、持ち前のルックスだけでなく、「ラビナス」「英雄の条件」などでも演技力が高く評価されている俳優だが、この「メメント」では今までとはまた違ったワイルドな魅力を披露。自らの記憶の断片により翻弄される主人公を熱演している。集中力がかなり必要な「メメント」。少しでも目を反らしたら、ストーリーに付いていけなくなるので御用心! |